超簡単! デジタル一眼レフカメラ入門パノラマ写真講座
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パノラマ写真講座 パノラマ写真撮影 3

パノラマ写真撮影



パノラマ写真撮影手順 2の続きです。

撮影手順についてはパノラマ写真撮影手順1でその流れを説明したので
今回は撮影時において補足的な話をします。


@ 撮影を素早く行う意味

最初のシャッターを押してから最後のシャッターを押すまで、撮影はかなり素早く行ってください。
例えば焦点距離が24mmでしたらずらす角度は30度、合計12枚撮影して360度のパノラマ写真を作るとします。
スクロールソフトなどで最初の1枚目と最後の12枚目をつなぎ合わせる場合はこの2枚に時間的変化が少ないほうが
自然に仕上がるのです。

どういうことかというと風が強く、雲の流れが早い日などは1枚目と12枚目の撮影時間が大きく開いてしまうと
2枚の写真の雲の位置や形が変化してしまい、合成段階で自然に繋がらなかったりするのです。


もうひとつの理由としては太陽が雲から見え隠れして写真によっては手前の風景の
露出がバラバラに変わってしまう恐れがあるからです。
A ずらす角度プラス5度の位置もそれぞれ撮影しておく。

ここでもう一度焦点距離の違いによるずらす角度の違いを確認してください
焦点距離 カメラ位置 ずらす角度 撮影枚数 ずらす角度 撮影枚数
14mm 縦撮影 30度 12枚
16mm 縦撮影 30度 12枚
18mm 横撮影 40度 9枚 45度 8枚
24mm 横撮影 30度 12枚
※撮像素子がAPS−Cの場合

例えば焦点距離が24mmならば撮影方向の角度は
0度、30度、60度、90度、120度、150度、180度、210度、240度、270度、300度、330度の12枚撮影と
なりますが、このそれぞれの角度に対してプラス5度の位置でも保険的意味合いを兼ねて撮影することをすすめます。
つまり、撮影する方向の角度は
0度、5度、30度、35度、60度、65度、90度、95度、120度、125度、150度、155度
180度、185度、210度、215度、240度、245度、270度、275度、300度、305度、330度、335度の24枚撮影
するということです。

これはどういうことかというとパノラマ合成ソフトも完全ではないのです。
被写体によっては綺麗に合成できない場合もあり、そのようなときに1枚から数枚、5度違いの写真をすり替えることによって
パノラマ合成の失敗を防ごうという防止策なのです。

例えば
0度、30度、60度、90度、120度、150度、180度、210度、240度、270度、300度、330度で上手く合成できない時は
0度、30度、60度、95度125度、150度、180度、210度、240度、275度、300度、330度のように写真を
すり替えるということです。
それでも上手く合成できない時はいろいろな組み合わせで何度もチャレンジすれば必ず綺麗に合成できます。
B レンズフードは必ず使用する

パノラマ撮影はいろいろな角度を撮影します。逆光撮影なんていうのはザラにあるので
光がレンズに入るのを出来るだけ防止するためレンズフードは絶対装着しましょう。
それでもフレアーなどが発生することがあるのでその場合は少しだけレンズの方向を変えるとたいていの場合解消します。
素早い撮影が求められるパノラマ写真なので1枚撮影する度に液晶モニターで確認できませんが、
360度、もしくは必要な範囲を撮影し終えた後は必ず液晶モニターでフレアーが発生していないか確認しましょう。
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