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中級編 シャッター速度を調節して描写の違う写真を撮る

シャッター速度を調節して描写の違う写真を撮る

シャッター速度を調節して描写の違う写真を撮るってどういうことですか?


風景撮影においていつも被写体が静止しているとは限りません。
風が吹いていると草葉は揺れ動き、川の水はいつでも流れ動いていますよね。

そのような被写体を撮影する時はシャッター速度を速くしてピタッと動きを止めるか
スローシャッターにしてあえて動きのある作品に仕上げるか選択しなければいけません。
下の写真は渓流の流れをシャッター速度を変えて数枚撮影したものです。作風がどのように変化しているか確認してください。
シャッター速度
1/250秒
シャッター速度
1/60秒
シャッター速度
1/5秒
シャッター速度
1/2秒
シャッター速度
1秒
シャッター速度
4秒
うわ〜
シャッター速度を変えるだけでこんなにも違った写真になるんですね。
イメージする作品によってシャッター速度は変えてください。
雨上がりで水量が増した迫力ある写真にしたいならシャッター速度を速くしたり、
上の写真のように渓流の美しさを出したいならスローシャッターを切ります。
質問です。
上の写真でシャッター速度4秒だと露光時間が長すぎて普通露出オーバーになると思うんですけど・・・。


朝夕の薄暗い時間帯なら光が弱いから問題ないですよ。
明るい場所でスローシャッターを切るコツは絞りF22やF32に絞り込むか
NDフィルターやPLフィルターを使って減光すればいいですよ。
シャッター速度の違いでどのような変化があるか他にも作例を掲載しておきますので参考にしてくださいね。
  シャッター速度 10秒
  肉眼では決して見ることの出来ない
  光の軌跡を描くことが出来た
  シャッター速度 1/15秒
  シャッター速度を早くすると肉眼で見たままの風景が
  写せる
  シャッター速度 1.6秒
  渓流を撮影していると僅かな流れによって
  落ち葉がゆっくりと弧を描いていた
  スローシャッターで動く落ち葉に動きを与え
  背景をやさしくした
スローシャッターで撮影するコツって他にありますか?



撮影モードはシ
ャッター速度優先に設定しておくとシャッター速度を変えたとき連動して
絞り値が変わるから便利でいいですよ。

シャッター速度も絞り値を変えずに露出を変えたいときはNDフィルターやPLフィルターで調整したり、
ISO感度で露出をコントロールしてください。
あとスローシャッター撮影時は三脚使用が絶対です!
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