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AEB撮影 |
ここまでの初級編では露出について解説してきましたが理解できたでしょうか? そして実際に写真を写してみてどうでしたか?? うまくいく場合もあれば自分が思っていたより露出アンダーな写真や露出オーバーの写真になったり・・・ 一発でビシッと決まることはなかなかないですよね。 |
そうなんです。 適正露出の写真がなかなか撮れなくて・・・! やっぱり練習あるのみですか? |
そうですね。 適正な露出はたくさん写真を撮ってたくさん経験を積まなければなかなか身に付きません。 でも二度とめぐり合えない被写体は練習段階でも確実に適正露出で写真を撮りたいですよね。 そこでひとつの方法として段階露出という方法があります。 |
段階露出?? |
段階露出とは適正と思われる露出とは別に露出値を変えて複数枚撮影することです。 段階露出にもいろいろとやりかたがあるのですがここでは適正露出の前後1〜2枚ずつを撮ることと覚えておいてください。 |
なるほど。 つまり適正露出だと思っていた露出値が実は少しアンダー気味だった場合、段階露出で少しプラス補正した写真を撮っておけば 失敗写真を防ぐことができる!ということですね。 |
そういうことです。 そしてその段階露出を簡単にできる機能がありこれを「AEB(オートブラケティング)=自動段階露出機能」といいます。 |
な、な、なんだか難しそうな名称ですね。 |
どういうものかというとその名の通り段階露出を自動で行ってくれる機能のことです。 段階露出は通常1枚ごとに露出値を変えて一枚ずつシャッターボタンを押すのですが この機能を使えばシャッターボタンを一度押せば露出値を1/2EV〜1/3EVずつずらして3〜5枚自動的に連続撮影ができるのです。 (露出をどれくらいずつずらして撮るか、何枚撮るかはカメラで設定します) |
AEB機能を使って撮影 (1/3EVの段階露出で3枚撮影に設定) |
F16 1/40s −1/3EV |
F16 1/30s 0.0EV |
F16 1/25s +1/3EV |
すごく便利な機能なんですね。 これで失敗写真がだいぶ減りそうです! |
とても便利な機能だけどこの機能を使わずに手動で段階露出を行う人もいます。 それは被写体によってプラス側だけ段階露出をしたりマイナス側だけ段階露出したり または段階露出の幅を変えたりするためです。 そのほうがいちいちAEBの設定値を変更しなくていいし1枚1枚に自分の思いを込めて撮影できるからです。 私としてもAEB機能による段階露出ではなく手動での段階露出をお勧めしたいと思います。 そして段階露出はできるだけしておいたほうがいいです。 段階露出は露出の失敗を防ぐだけではありません。 例えば適正露出で撮影していた一枚が風で被写体がぶれていたり、小さな虫がレンズの前を横切って写り込んでいたり・・・。 そのようなときは段階露出で撮っておいた写真が保険となるのです。 露出は現像ソフトで補正することになりますが完全な失敗写真を防ぐことが出来ます。 |
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