偏光フィルター

偏光フィルターとはPLフィルターのことです。
2枚のフィルターが重なり合う構造になっていて2枚のうち１枚を効果を確認しながら回転させ使用します。
表面反射を取り除く効果があり、コントラストの調整や水面反射を除去したり強めたりすることが出来るのです。


	偏光フィルターの効果を高くすると空気中の　　　水蒸気の反射を除去するため、青空の色調　　　あるいは樹葉・山肌・建物などのコントラストの　　　強調に効果がある。		偏光フィルターの効果を低くすると　　　　コントラストが低い写真になる


	水面の反射なし　ＰＬフィルターをコントロールし反射を　抑えると木の写り込みが消え水草の葉が　はっきりと確認できた		水面の反射あり　草の向こうの木が水面に写りこんで　いるのがよくわかる

偏光フィルターは使用するにあたって注意することがあります。

1つ目は偏光効果の最大最小にこだわらず作画する上で最も適した調整値を選ぶこと。
2つ目は偏光フィルターには約1.5ＥＶ～2ＥＶの減光効果があるのでシャッター速度の低下による
ブレに気をつけること。
3つ目は逆光の状況下では偏光効果は望めないのでハレーション対策という意味でも
できるだけフィルターは外したほうがいいでしょう。
4つ目は広角レンズ使用時に起こりがちな偏光ムラに気をつけることです。

　偏光ムラとは左の写真のように偏光効果に大きく
　偏りが生まれることをいいます。
　右側の青空と左側の青空では青の濃度がかなり違います。
　これが偏光ムラ。

偏光フィルター（PLフィルター）の詳しい使い方などはPLフィルターのページで解説しています。

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