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PLフィルター |
PLフィルターとは被写体の反射を取り除くことが出来るフィルターです。 つまり反射を取り除くことによって被写体の色を濃くしたり、空気中の水蒸気の反射を取り除くことも できるので青空を濃くしたりすることが出来ます。 |
PLフィルターなし 草の影が水面に映りこんでいます |
PLフィルターあり PLフィルターを回し調整することで水面の影が消えた |
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PLフィルターなし 濃淡の少ない写真です |
PLフィルターあり 青空の色をしっかりと表現でき草原の色も濃くなった |
PLフィルターは2枚のフィルターが重なり合う構造になっていて外枠の1枚を回転させながら効果を調節して使用します。 下の図はAの位置が効果が最大の場合です(反射などが一番除去できる位置) |
Aの位置がPL効果が最小だとしてそこから90度回すと効果が最小に。 さらに90度回す(Aの位置から180度)と効果は最大に。 さらに90度回す(Aの位置から270度)と効果はまた最小に。 そしてもう90度回す(最初のAの位置)とまた効果は最大になります。 そしてPLフィルターは1.5〜2段分の減光効果もあるので必ずPLフィルターを装着してから露出を計測してください。 露出を計った後にPLフィルターを装着して撮影するとかなり露出アンダーな写真になってしまいます。 |
逆光ではほとんど効果がないって聞いたことがあるんですけど・・・。 |
PLフィルターは使用条件や使用角度によって効果の強弱があり、ほとんど効果がない場合もあります。 逆光状態ではほとんど効果がないので使用しないほうがいいでしょう。 (ただし広角レンズ使用時は撮影範囲が広範囲になるためPL効果が生まれる場合もあります) コントラストや彩度を上げる効果が最も強くなるのは下図のように太陽とカメラを結ぶ直線から 垂直の位置に被写体があるような場合です。 |
なるほどなるほど〜 水面の反射を取り除く場合も適切な角度ってあるんですか? |
これも図を見ていただくと理解しやすいと思います。 下図のように水面に対して30〜40度の角度が最も反射除去効果が強くなります。 (ガラスへの映りこみも同じです) |
水面の反射あり 草の向こうの木が水面に写りこんで いるのがよくわかる |
水面の反射なし PLフィルターをコントロールし反射を 抑えると木の写り込みが消え水草の葉が はっきりと確認できた |
「反射あり」や「反射なし」はどちらもPLフィルターをつけた状態での撮影です。 PLフィルターの効果が出やすい角度だとフィルターを回転さすことによって反射の強弱をつけることができるのです。 |
ですからPLフィルターでも使用する条件や角度によっては効果がない場合や効果が少ない場合があるということです。 そしてもう1つ大事なことは反射を完全に取り除いたり逆に反射を強く残すだけでなく PLフィルターの中間域も被写体によってはうまく使いこなすことが上手な作品を作るコツでもあります。 (PL効果の0と100だけを使うのではないということです→水に濡れている岩などは反射を完全に取り除くのではなく 少し反射を残すくらいにした方が岩の質感が出ます) |
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