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白とび |
白とびとはある一定の明るさ以上になると被写体が真っ白に塗りつぶされてしまう現象です。 フィルムや撮像素子のラチチュードを越えると白とびが発生します。 わかりやすく写真で見てみましょう。 |
A | B | |||
AとBの写真を見比べてください。 Aは流れ落ちる滝の白色の階調(トーン)がありません。これが白とびです。 Bの写真は滝の階調がちゃんとでているので白とびは発生していません。 |
あのー白とびっていけないんですか?? |
基本的に白とびや黒つぶれ(真っ黒につぶれて階調がないこと)は好まれておらず 失敗写真と受け止められることもあります。 上の「A」のような写真は明らかに失敗写真ですが「白とびイコール悪」ではありませんよ。 白とびも使い方によっては1つの表現方法になりますから。 |
どうやって白とびが発生しているか確認すればいいんですか? |
最近の多くのデジタル一眼レフカメラには白とび警告機能(メーカーによって呼称は違います)が付いていますから それを活用すれば白とびを完全に防ぐことが出来ます。(撮影直後に液晶画面で確認できる) あとヒストグラムでも確認することが出来ますからヒストグラムの見方がわからない方はこれを機会に ぜひ勉強してくださいね。 |
参考までに・・・ 現像ソフトでも白とび警告機能を備えているものがあり 現像ソフトのSILKYPIXでは白飛びしている部分に白とびの 程度の違いによって 黒や赤、黄色などで表示警告してくれる |
白とびを防ぐ方法ってありますか? |
風景撮影において白とびが発生しやすいシーンは滝や渓谷での撮影、朝焼け夕焼け撮影、曇天日などです。 どうしてかというといずれも輝度差が大きく暗部と明部の両立が難しいからなんですね。 ・滝や渓谷での撮影は強い太陽光が白い流れだけに降り注いでいる時は雲で太陽の光が隠れるのを待ったり 朝夕の柔らかい光線状態のときに撮影を行うなどして対処します。 ・朝焼け夕焼け時に発生する輝度差はハーフNDフィルターなどを使用することによって白とび黒つぶれを防げます。 ・曇天日などは極力空を入れないなどの工夫が求められます。 いろいろ述べましたが白とびが完全に悪ではありませんし表現は人それぞれ自由ですから カメラを始めたばかりの方はそれほど気にしなくてもいいかもしれませんね。 |
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