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中級編 ヒストグラムの見方

ヒストグラムの見方



ヒストグラムの見方について解説します。
最初に言ってしまいますがこのヒストグラムの見方は絶対に絶対に覚えてください。
決して難しいものではないですし非常に役立つグラフなので初めての人も今まで遠ざけていた人も
是非ともこの機会にマスターしてくださいね!
そこまで言うなら気合を入れてガンバリマス!!
では下の写真を見てください。
写真の右側にあるのが下の写真のヒストグラムです。何を意味しているかわかりますか?
あのー、やっぱり見方がさっぱりわからないんですけど・・・。




そうですね。これだけでわかる人はいないと思います。
ではしっかりと説明していきますからもしわからなかったら何度も読み返してください。絶対に理解できますから。

ヒストグラムとは画像の明暗をグラフにしたものです。
例えば1000万画素のデジタルカメラで撮影した画像は1000万個の「画素(ドット=ピクセル)」が集合したものですよね。
1000万個の画素のうち、明るい画素が何個あるか、暗い画素が何個あるかを暗から明の256の階調ごとにいくつあるかを
表したのがヒストグラムなのです。
ヒストグラムの見方
横軸は明暗を、縦軸はある明るさのレベルにいくつその明るさの画素が
あるかを積み上げたものです。


左のグラフではレベル164の明るさには49342個の画素
あるということです。

最も暗い部分(一番左)と最も明るい部分(一番右)には全く画素がないので
黒つぶれも白とびもない写真ということになります。

つまり写真を見なくてもどのような明るさ配分の写真かわかるのです。
なるほどー、なんとなくわかったぞ・・・・!


もっと理解を深めるためにいろいろなヒストグラムを見てみましょう!

ヒストグラムを見ると最も暗い部分(一番左)と
最も明るい部分(一番右)に画素がないので
黒つぶれも白とびもない写真ということです

露出は適切と言えます


最も明るい部分(一番右のレベル255)に
8722個の画素があり、白とびを起こしている
ことがわかります
ヒストグラムの山も右寄りで明るい写真だと
読み取れます

写真で見ても白とびをしていることがわかります

最も暗い部分(一番左のレベル0)に2124個の
画素があり、黒つぶれを起こしていることが
わかります。

ヒストグラムの山も左寄りで暗めの写真だという
ことがわかります


ちなみにヒストグラムは三原色のRGBそれぞれの色で表示できるソフトもあります
(左のヒストグラムはSILKYPIX)
重なった部分は加法混色によって表現されています
なるほど〜
便利なもんなんですね、ヒストグラムって。




パソコンでの現像時やレタッチ時にヒストグラムは役立ちますがそれ以上に活用してほしいのは
撮影直後の露出確認においてです

撮った写真は液晶モニターですぐに確認することができますが周りの光の強さによって液晶モニターが
正しい明るさで認識できないことが多々あります(液晶モニターの明るさ調整をしてもです)
例えば強い日差しの中では液晶モニターを最大の明るさにしても画像は暗く見えてしまいます。

そのようなときにヒストグラムを表示して確認すればどのような露出になったか確実に確認することが出来るのです。
露出における失敗写真がなくなりますよ。
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