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中級編 ミラーアップ撮影

ミラーアップ撮影



ミラーアップ撮影
について解説します。
風景撮影などである程度上達してくるとミラーアップという機能を使うようになると思います。
ミラーアップとはどういうものかというとシャッターの前にあるミラーが跳ね上がることです。
そもそもミラーとはレンズから入ってくる映像をミラーで反射してファインダーに写るようにするもので
ミラーが跳ね上がらないとその後ろにあるシャッターや撮像素子に光が届きません。
だから通常はシャッターボタンを押すとミラーが跳ね上がった後にシャッターが切れてるのです。
あの「カチャッ」っていういかにもっていう音はミラーが跳ね上がった音なのです。
シャッターが切れる音そのものは「シュッ」と落ち着いた音です。

このミラーが跳ね上がる時に少なからず振動が生まれます。
この振動が夜景撮影や望遠レンズでの撮影、1/4〜2秒などのスローシャッターでの撮影において
ブレた写真を生み出す原因となるのですね。

このブレを少しでもなくすためにミラーアップ撮影という機能があります。
どういうものかというとこの機能を「on」にしておけば
シャッターボタンを押すとまずミラーが跳ね上がります。
続いてもう一度シャッターボタンを押すとシャッターが切れます。
つまりミラーが跳ね上がり、振動が収まったところでシャッターを切ることができるのでブレを最小限に抑えることができるのです。
(シャッターが切れるときも僅かながらブレは発生しますがミラーアップが引き起こすほどのものではありません)
これはかなり重要な機能ですね。
夜景撮影やスローシャッター、望遠レンズ使用時だけミラーアップすればいいんですか?


広角レンズや高速シャッター時においてもミラーアップすることをおすすめします。
それはどんな場面においてもベストを尽くしてブレを最小限にとどめるため。
そしてクセ付けておかないといざというときにミラーアップし忘れてしまう可能性があるからです。
ちなみにライブビュー撮影時はすでにミラーアップしている状態なのでそのままシャッターを切れば
ミラーアップ時の振動なく撮影できます。
ブレを極力少なくするためにミラーアップをする!ということですね。


撮影後に液晶モニターで確認してブレていないと思ってもパソコンなどで100%表示にしてみると
ブレていることって結構あります。

三脚の使用、ミラーアップの使用、レリーズの使用。
しっかり守ってブレのない写真を撮りましょう。
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