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中級編 望遠レンズの圧縮効果

望遠レンズの圧縮効果

望遠レンズの圧縮効果についてです。
こりゃまた難しそうな話になりそうですね。
中級編なので少し掘り下げて説明していきますね。
まず圧縮効果とは前後に距離をとって離れている2つの被写体が
望遠レンズ特有の効果によって距離が縮まって見える(圧縮されて見える)効果のことです。

わかりやすいように作例で説明しますね。
左側が標準レンズで撮影した写真。右側が望遠レンズで圧縮効果を効かせた写真です。
(比較しやすいように手前の被写体がほぼ同じ大きさになるように撮影位置を調整しています)
標準レンズで撮影
手前の黄色い背高泡立草の左側に赤く染まった
葉をつけた木が小さく写っています
望遠レンズで撮影
背高泡立草を左の写真とほぼ同じ大きさに写しても望遠レンズの
圧縮効果でずっと奥にあるはずの木が大きく写る
2つの写真を見比べてみると圧縮効果がどれくらいきいているか良くわかると思います。
ホントだ。
右側の背景がグッと引き寄せられて大きく写っていますね!
でもこれって覚えておかなきゃいけないことなんですか??


写真がどんどん上達していくと表現の幅を広く持ちたくなります。
同じような写真でもいろいろなテクニックを駆使して少しでも芸術性の高い作品を作りたくなるんですね。
そうなってくると今回紹介した圧縮効果も数あるテクニックの1つとして覚えておいたほうがいいですよ。

先ほどの2枚の写真を例にとって説明すると
標準レンズでは左上部に明るい空が写りこんでいますね。
この場合、写真のトーンのバランスからして明るい空は省いたほうがいいケースなのですが
これ以上三脚を高く設定できなかったので角度を変えることができずどうしても空が入ってしまいました。

そこで望遠レンズを使った圧縮効果の出番です。
写真で見てもわかるとおり上部に空は写っていません。
今回は圧縮効果がわかりやすいようにこのような構図になっていますがもう少しカメラを左に振ると作品として完成します。
他にも添景として組み入れた背景の大小のバランスをとったり圧縮効果は大変重要なテクニックなのです。
なるほど〜
こういう使い方があるんですね!
写真表現は無限にあります。
1つの被写体でもいろいろな撮影方法で作品の魅力を大きくしてください。
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