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カメラ用語辞典 ライブビュー撮影機能

ライブビュー撮影機能



ライブビュー撮影機能とはカメラの背面にある液晶画面に映し出された映像を見ながら撮影する機能のことです。
このライブビュー撮影機能はただ映し出された映像を見て構図を決め撮影するだけではありません。
大変大きな利点が2つあるので是非とも活用してくださいね。
まず1つ目は映し出された映像は5倍10倍と任意のポイントで拡大することが出来るので
(メーカー、機種によって拡大倍率は違います)正確なピント合わせをすることができます。(測距点がない位置でも出来る)

 カメラの液晶に映し出された画像に見立ててください
 ピントを合わせたい場所に枠を移動させます。


 左画像の赤枠を10倍表示してピントを合わす
 ○で囲った枝先を見やすくします。
 画像を見ながらフォーカスリングを回し
 ピントを合わせます。


どんなに素晴らしい風景を撮影してもピントが合ってなかったら台無しです。
撮影後は液晶モニターで構図や露出と共にピントも合っているか確認するようにしましょう。

そしてもう1つ大きな利点はライブビュー撮影だと視野率が100%だということ。
通常よほどの高級機でない限りファインダー視野率は100%ではありません。
つまりファインダーを覗いて見える風景は実際に写真に写る90〜98%の範囲なのです(機種によって違います)。
だから撮影する際はそういうところを気をつけなければいけないのですがライブビューで表示された画面はどの機種でも
100%表示なのでフレーミングがしやすいという利点があり、これがもう1つの大きな利点なのです。

    例えばファインダー視野率95%だと
    赤枠内がファインダーで見える範囲

        実際には赤枠外も記録される
ファインダーで見えた範囲がそのまま記録されないんですね。
ファインダー視野率が100%じゃないとこんな失敗例もあります。

  視野率95%のファインダーでは黒枠内が見える

   しかしこのままシャッターを切ると右端に空き缶

   が写ってしまった。(空き缶はイメージ)

視野率が100%のライブビュー撮影ならこのような失敗はすることがないでしょう。
厳密にピントを合わせ、確かなフレーミングで撮影する。写真撮影の基本ですがファインダーを覗いて行うより
ライブビュー撮影機能を活用した方が確実な写真が撮れることがわかったと思います。
ただライブビュー撮影は電力の消耗が激しいので素早く一連の操作を行うことも大切となってきます。
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