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ボケ |
ボケとは主たる被写体の前景や背景を意図的にぼやかす表現方法です。 |
F4 焦点距離70mm 絞りは開放近くに設定し前後にボケを入れた |
F5.6 焦点距離320mm レンズ先端付近に花びらが写るように フレーミングして大きな前ボケを作った |
ボケを利用するといろいろな描写が楽しめますよね。 |
それではどのようにしてボケを作ればいいか。 まずは簡単にこれだけ覚えてください。 絞りを開ける(F値を小さくする)と被写界深度が浅くなる(ピントの合う範囲が浅くなりボケが作りやすい) 絞りを絞る(F値を大きくする)と被写界深度が深くなる(ピントの合う範囲が深くなりボケが少ない、ボケが無い写真になる) |
被写界深度ってなんですか? なんだか難しい用語だなあ。 |
被写界深度とはピントが合う範囲のことです。 2つの写真を見比べてください。ピントが合っている範囲が全然違いますよね。 |
F2.8 絞り開放なので被写界深度は浅くピントを 合わせた花びらしかくっきり見えません 背景は完全にボケている |
F22 かなり絞り込んでいるので被写界深度は深く 花びらだけでなく背景までくっきり見えます ほとんどボケが無い |
すごい! 被写界深度を変えるだけで全然違った作品になっちゃうんですね。 |
つまり絞りを開放気味にして被写界深度を浅くすればボケが発生しやすいのです。 もうちょっとわかりやすくイメージで覚えられるように図解もあわせて説明しますね。 |
左の赤枠の拡大 |
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F2.8 |
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F4 |
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F5.6 |
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F8 |
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F11 |
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F16 |
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F22 |
絞りは光の量を調整するだけじゃなくてピントが合う範囲も調整することができるんですね。 ちょっと疑問なんですけど絞り開放でピントを合わせたとしますよね? そこから絞っていくと最初にピントを合わせた場所から向こう側に向かってピントの合う範囲が深くなっていくんですか? |
向こう側にも手前にもピントの合う範囲は広がっていきます。 ピント位置から手前側と向こう側の被写界深度をそれぞれ前方深度、後方深度といい、 ピントの合う比率はおよそ1:2だと言われています。 前方深度(手前側)は後方深度(向こう側)より浅いということです。 |
被写界深度って意外と簡単ですね! 上のイラストだと被写界深度以外の前景背景はボケるということですね。 |
被写界深度を浅くする方法は絞りを開ける(F値を小さくする)意外にも焦点距離を長くしたり 撮影距離を短くしたりすることでコントロールできますよ(これはかなり重要です) 長々と説明しましたがボケを作る仕組みがわかったでしょうか? 絞りを開放気味にする 焦点距離の長いレンズを使う 出来るだけ被写体に近づいて撮影する(接写の出来るアイテムやマクロレンズなどの使用) などはボケを作る上で基本的なことですが焦点距離の短い広角レンズでも主たる被写体に思いっきり近づくと 背景を簡単にぼかすことが出来ますよ。 最後にボケを利用した写真を数点載せておきます。 |
F2.8 100mm | F2.8 50mm |
F8 100mm | F4 100mm |
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