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バルブ撮影 |
バルブ撮影とは1秒よりも長いシャッタースピードの時、 シャッターボタンを押している間中シャッターが開く機能のことです。 シャッタースピードの設定は「B」や「BULB」などで表示されます。 |
どういうときにバルブ撮影ってするんですか? |
カメラに取り込む光量が少ないとき(暗いとき、薄暗いときなど)ですね。 星空や夜景撮影のほかに朝夕の薄暗いとき、NDフィルター使用時などです。 バルブ撮影において三脚とレリーズは必須アイテムです。 レリーズとはシャッターを空けている時間を設定できたり、直接カメラのシャッターボタンに 触れないでシャッターが切れるのでブレのリスクをなくすことが出来るアイテムです。 設定時間は1秒から十数時間まで可能です。 ではバルブ撮影ではどのような写真が撮れるか見てみましょう。 |
レリーズ |
シャッタースピード2155秒(約36分) | シャッタースピード3003秒(約50分) |
おおお〜、こりゃすごい・・・ バルブ撮影って肉眼では決して見ることの出来ない世界を写し出せるんですね。 |
ちなみに左写真のビックリマーク(!)のような光は月明かりです。 月が沈む様子をバルブ撮影でとらえた作品ですが途中で光が途切れているのは厚い雲に遮られたからですね。 では最後にバルブ撮影の注意点です。 |
@三脚を使用する Aレリーズを使用する Bノイズ対策をする C手ぶれ補正機能はオフにする @三脚を使用する バルブ撮影において三脚は絶対です。 カメラやレンズに手ぶれ補正機能があったとしても全く意味がないので必ず三脚にセットして撮影してください。 |
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Aレリーズを使用する レリーズの使用には2つの意味があります。 1つ目はブレを防ぐため。三脚を使っていてもシャッターボタンを押す時にブレが発生する 可能性があるのでレリーズ使用によりブレを防止する 2つ目はバブル機能を使う時に必要だからです。カメラ機種にもよりますが30秒を 越える露光時間になるとカメラ本体ではなくレリーズで露光時間を設定するため。 |
Bノイズ対策をする デジタルカメラは露光時間が長くなれば長くなるほどノイズが発生しやすくなります。 (ノイズとはザラザラ感のこと) このノイズを出来るだけ少なくするにはいくつか方法があり、 1つ目は出来るだけ低感度で撮影する。つまりISO感度を低く設定するのです。 出来るならISO100〜400くらいに抑えたほうがいいと思います。 2つ目はカメラのノイズ低減機能があるならオンにする。 カメラによって呼び名や設定方法は違うので説明書で確認してください。 3つ目はRAWで撮影し現像ソフトでノイズを除去する。 4つ目は気温が低い日(季節)に撮影する。 露光時間が長くなると撮像素子が熱を持ち、それが原因でノイズが発生してしまいます。 だから撮像素子が熱を持ち難いように出来ることなら気温が低い日(季節)を選んだほうが良いということです。 外気が0度くらいだと20〜30分の露光時間でもノイズはほとんど目立たないですよ。 C手ぶれ補正機能はオフにする 誤作動によるブレを防ぐためです。 |
気を付けなきゃいけないことって結構あるんですね。 |
バルブ撮影は表現の幅を大きく広げてくれる撮影方法です。 写真を撮る楽しみも今まで以上に大きくなりますので是非挑戦してください。 |
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