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スポット測光 |
スポット測光とは露出の決定方法の1つで画面のごく一部分(1〜3%前後)を限定して測光します。 多分割測光や中央部重点測光とどのような違いがあるか見てみましょう。 |
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スポット測光は反射率を計算しなければいけないってどういうことですか? |
どのような測光方式でもある程度反射率は考えなければいけませんがスポット測光は測光する 部分の色による反射率を厳密に計算しなければ適正な露出を得ることができません。 (ここでの適正な露出は見た目の明るさとします) 色による反射率といっても初めての人には何のことかさっぱりわからないと思いますが 色の違いによって光を反射する割合が決まっているのです。例えば黒は反射率がかなり低く、白は反射率がとても高い。 そしてこの反射率がどうして測光する上で大切なのかというとカメラ内蔵の露出計は被写体の明るさだけでなく 被写体の色が反射した明るさの割合によって測光値が変化するからなのです。 例えば白い雪原をスポット測光すると露出計は白色が反射した明るさを差し引いた露出値をはじき出すので その分だけプラス補正しないと暗い写真になってしまうのです。 |
○印をスポット測光してプラス2EV 雪(白)の反射率は70%前後と高いので プラス2EVの露出補正をしないと見た目どおりの 明るさにならない |
左の写真と違い露出補正なしで撮影すると このようにかなりアンダーナ写真になる |
色の反射率による露出補正が大切なことはわかったと思います。 では何色がどのくらいの反射率でどのくらいの補正が必要なのでしょうか? |
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上の表は自然風景撮影でよく登場する色の反射率の一覧です。 例えば桜の花びら(ピンク)をスポット測光した場合、プラス1〜1.3EVの補正をかけると適正な明るさになるということです。 そしてスポット測光において大事なことは露出補正に自信のある色で測光を行うということです。 例えば黒という色はどんなシーンでもマイナス3EVすればいいという話ではありません。 見た目黒色でも真っ黒なのか、微妙に濃度が薄れた黒なのかで反射率は大きく変わり黒色での露出補正は かなり難しいのです。ですから自分でいくつかの色をテスト撮影してみて露出補正の外れがない色を いくつか持っておくと多くのシーンで確実なスポット測光を行うことが出来ます。 |
スポット測光で露出値をはじき出したらそこから色の反射率に対して露出補正を行うけど どのような作品に仕上げたいかでさらに露出補正を行うことが大切ですよね。 (ローキー調な作品にしたいか、ハイキー調な作品にしたいかなど) |
最後に・・・ 色の反射率だけでなく透過光などの部分を測光する場合は色の反射率に対してさらにプラス1EVの補正が必要です。 |
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