超簡単! デジタル一眼レフカメラ入門カメラ用語辞典
TOPページ   初めての方へ   超入門編   初級編   中級編   ハイアマチュア編  
あれば便利!カメラ機材   知って得する豆知識   カメラ用語辞典   パノラマ写真講座   撮影マナーについて

 スポンサードリンク
    おすすめサイト
カメラ用語辞典 イメージセンサー

イメージセンサー

イメージセンサーとは撮像素子のことです。
フィルムカメラで言うフィルムに相当する部分で
光の情報を電気信号に変換します。
←これが撮像素子

撮像素子はCCDイメージセンサ−とCMOS(シーモス)イメージセンサーが一般的には知られていますが
現在多くのデジタルカメラで使用されているのはCMOSイメージセンサーです。
理由はいろいろありますがCCDに比べて消費電力の少なさや処理の早さ、価格面で優れていることなどがあげられます。
デジタル一眼レフカメラで採用されている撮像素子のサイズはいくつかありますが
代表的なものにフルサイズとAPS−Cサイズがあります。
撮像素子の面積比較 メリット デメリット

35ミリフルサイズ
 35mmフィルムのカメラと同じサイズなのでフィルムから
   デジタルに乗り換える人にとっては扱いやすい
   (レンズの画角が同じなので)※1

 受光面積が大きいので、感度に優れている
   =低ノイズ※2
 撮像素子の製造コストが高いのでカメラは
   非常に高価になる

 周辺光量の低下※5

APS-Cサイズ
 35ミリフルサイズに比べて価格は安い※3

 焦点距離が約1.5〜1.6倍長くなる。
 (焦点距離50mmのレンズだと約75mmの効果がある)
   ※4
 35mmフィルムカメラを使っていた人にとっては
   扱い難い。

 ボケが小さい
なんとなくわかったけど難しい単語や意味がいまいちわからないなあ。
APS-Cサイズは焦点距離が約1.5〜1.6倍長くなるっていったいどういうことですか?
※1〜5についてもう少しだけ詳しく説明していきますね。

※1について。
デジタルカメラの撮像素子はフィルムカメラのフィルムにあたる部分です。
35mmフルサイズの撮像素子というのはフィルムカメラに最も使われている35mmフィルムと同じサイズなので同じ焦点距離の
レンズをつけても今までと同じ画角で撮影することができ、使い勝手が変わらずいままで35ミリのフィルム一眼レフカメラを
使ってきた人でも扱いやすいということです。


※2について。
例えばAPS-Cサイズの撮像素子に1000万画素のカメラより、フルサイズ撮像素子に1000万画素のカメラのほうが
1画素あたりの撮像素子の面積が大きくなり(1画素あたりの光を受ける撮像素子の面積が大きくなる)、結果ノイズが少なくて
画質の良い写真が撮れる。ノイズとはザラザラ感のことです。


※3について。
撮像素子は製造コストが高いので撮像素子の大きさがカメラ本体の価格へ直結します。
APS-Cサイズの撮像素子はフルサイズ撮像素子に比べると約40%の面積比なのでその分コストを抑えることができます。


※4について
例えば35mmフルサイズカメラにつけていた焦点距離50ミリのレンズをAPS-Cサイズのカメラに装着すると焦点距離が
約1.5〜1.6倍長くなり焦点距離が約75mmになってしまうのです。
つまり35mmフルサイズカメラで撮影したものよりAPS-Cサイズのカメラで撮影した方が約1.5倍大きく被写体が写るということです。
と、多くの他のサイトや書籍などでは説明されていますが
実は厳密に言うと焦点距離そのものが伸びて大きく写るわけではありません。
ちょっと難しいかもしれませんがその仕組みを図にしてみました。

35mmフルサイズとAPS-Cサイズ比較図
こ、こ、こんな図で説明されてもさっぱりわかりません・・・。
わかりやすーく教えてください。




同じ場所、同じレンズ(同じ焦点距離)で35mmフルサイズの撮像素子を搭載したカメラとAPS-Cサイズの撮像素子を
搭載したカメラを使い同じ被写体を撮影していると考えてください。
35mmフルサイズの撮像素子を搭載したカメラだと被写体の全体を写すことができますがAPS-Cサイズの撮像素子を
搭載したカメラだと被写体の赤枠で囲んだ部分しか写し取ることができません。

それぞれのカメラで撮影し、同サイズにプリントした写真を二枚並べて見比べた時、APS-Cサイズのカメラで撮った写真のほうが
35mmフルサイズのカメラで撮った写真より約1.5倍大きく写ったように見えるのです。
だからAPS-Cサイズのカメラはフルサイズ機に比べると約1.5倍の焦点距離があると言われているのです。
なるほど!
なんとなくわかりました。
次は※5について

簡単に言うと周辺光量とは画像周辺部の光の量のことです。
まずは「A」と「B」の写真を見比べてください。どこが違うでしょうか?
A B
これは簡単!
「A」の写真と比べて「B」は写真の周辺部がちょっと暗い!です。
そうですね。
「B」の写真は周辺部の光が足りなくて暗いですね。
「B」のような写真を周辺光量低下・周辺光量落ち・周辺光量不足などと言います。
フルサイズ機だからといって必ずこのような写真になるというわけではありません。
(写真は比較しやすいように周辺光量不足を強めています)

フルサイズ機は構造上、APS-Cサイズのカメラに比べてこのような傾向にあります。
    スポンサードリンク
  スポンサードリンク


おすすめサイト



Copyright (C) T.Katayama All Rights Reserved
超簡単!デジタル一眼レフカメラ入門 TOP